家づくりの予算を減額調整する際には、いろいろな点を考慮することが重要です。
この記事では、減額調整のための一般的なステップをご紹介します。
担当の営業さんと相談しながら、こちらも参考にしていただけると幸いです。
Contents
現在の予算と目標予算の確認
減額したい金額と、現在の予算を明確にしましょう。
家づくりをしているとどうしても初めの予算をオーバーした見積もりになってしまうことがあります。
予算をどの程度なら超えても大丈夫なのか、予算内に収める必要があるのか、十分に検討する必要があるでしょう。
優先順位の確認
家づくりにおいて何が一番重要かをリストアップし、優先順位をつけます。
リビングはどれくらいの広さが必要か、トイレは何個作るのかなど人それぞれ理想の形があるでしょう。
インスタグラムなどを参考に自身にとっての理想の住まいをイメージすると良いでしょう。
これだけは譲れないことや、妥協できる点など優先順位をつけてリスト化しておくとスムーズな打ち合わせができるでしょう。
設計の見直し
高額な設計部分を見直し、より経済的な選択肢がないか検討します。
例えば、屋根には寄棟(よせむね)、切妻(きりづま)、片流れなどがあります。
シンプルな切妻は寄棟よりコストが安く、片流れはさらに安いです。
このようにデザインをシンプルにしたりすることで節約できる場合があります。
省エネ化
長期的にコストを下げるために、省エネ化の検討もおすすめです。
例えば、断熱材で隙間なくすっぽりと家全体を覆うことで「断熱性能」をあげる、また夏の主要対策「日射遮蔽」などがあります。
このような断熱材の選択や窓ガラスの改善などで省エネ化を図ることが可能です。
見積もりの取得
複数の建築業者から見積もりを取得することで、コスト削減のチャンスを見つけることができます。
住宅展示場に行くと自分の目で各住宅メーカーの家を見学できますし、営業マンから有益な情報をもらえることができます。
住宅展示場では、イベントが開催されていたりすることもありますので、特にお子様がいらっしゃるご家庭の方などは楽しめるのではないでしょうか。
また、ネットで複数の建築業者を一括で見積もりできるサイトも存在します。
時間がない方は、こちらを活用するのもおすすめです。
自分でできることの検討
一部の作業を自分で行うことでコストを下げることも可能です。
DIYでウッドデッキを作ったり、庭スペースなどは特にDIY初心者の方でも取り組みやすいところではないでしょうか。
出来る部分は自分たちで工夫する人も少なくないようです。
契約の見直し
すでに契約している場合は、契約内容を見直し、変更が可能かどうか確認しましょう。
どうしても譲れないポイントだけを残し、少しグレードを下げたり、他のメーカーを選んだりすることでコストダウンすることができます。
特に水回り(トイレ・キッチン・お風呂など)の設備は、商品によって価格の差が大きいでしょう。
こういった細部を見直すことで、減額調整が可能です。
プロの意見の取得
予算削減について専門家の意見を取り入れることで、より効果的な減額が可能となる場合があります。
もし、自分ではこれ以上の減額調整が難しいと感じる場合は、担当の営業マンに相談してみましょう。
意外な減額について提案してくれるかもしれません。
品質とのバランス
あまりに減額することに固執してしまうと、満足度が下がってしまうでしょう。
強いこだわりがある場合は思い切って採用し、自分や家族の満足度との良い塩梅を見極める必要があるでしょう。
あまりにも予算を削減すると品質が下がる可能性もあるため、品質とコストのバランスを慎重に考える必要があります。
細かなポイントのチェック
家づくりをしていると金額の感覚がわからなくなりがちです。
数千円なら安いから採用しておこう!という箇所が多くあると、いつの間にか大きな金額になってしまいます。
照明や扉の取っ手など、細かな部分でもコストを削減することが可能です。
フィナンシャルプランの確認
ローンなどの金融計画も見直し、より良い条件を探すことも一つの方法です。
ネットで複数のプランを比較することも可能ですので、最低でも3社程度は比較検討することがおすすめです。
最後に、減額調整は計画段階で慎重に行うべきです。
工事が始まってからの変更はコストがかかる場合が多いので、予めしっかりと計画を立てることが大切です。
必要であれば、建築士やファイナンシャルプランナーなどの専門家と相談することもおすすめします。
以上、家づくりの減額調整【絶対にやるべき減額のコツ】についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。