吹き抜け天井に最適なエアコンの選び方

吹き抜け,ファン

吹き抜け天井にエアコンを選ぶ際には、通常の部屋でエアコンを選ぶよりもいくつか特別なポイントが存在します。

吹き抜けのある家では、適切な冷暖房能力を持つエアコンを選ぶことが大切です。

吹き抜けの空間は、高い天井があるために室内空間が広く、またエアコンの効果が一階と二階で異なる場合があるため、通常の居間や寝室に比べてより大きな能力を持つエアコンが必要になることが多いです。

この記事では、吹き抜けの空間に適したエアコンの選び方をご紹介します。

広めに見積もる

一般的に、エアコンの能力は畳数で表されます(例:14畳用、20畳用など)。

吹き抜けのスペースは一般的な部屋よりも体積が大きいため、エアコンの能力(冷暖房の範囲)もそれに合わせて選ぶ必要があります。

よって、実際の床面積よりも広めにエアコンの能力を見積もることが重要です。

例えば、通常14畳用を設置する場所であれば、20畳用のように一回り大きな能力を持つエアコンを選ぶことを検討してください。

このように部屋の面積だけでなく、天井の高さも考慮に入れ、適切な容量のエアコンを選びましょう。

上下の階にも効果を期待する場合

エアコン

吹き抜けがある場合、上下の階にもエアコンの効果を期待する場合は、更に大きな能力を持つエアコンを選ぶか、各階に個別にエアコンを設置することを考えると良いでしょう。

吹き抜けによる高い天井では、一台のエアコンでは風が適切に循環しない可能性があります。

そのため、風量や風の方向を調整できる機能が備わっているエアコンが有用です。

温度や風量を細かく調整できるよう、リモコンやスマートフォンでの制御が可能なモデルは便利です。

また、エアコンだけで空気の循環が難しい場合はサーキュレーターなどを使用するのもおすすめです。

高天井を考慮する

吹き抜けが存在する場合、エアコンの設置位置も非常に重要です。

吹き抜けに直接風が当たらないように工夫する必要があります。

特に冷房の場合、冷たい空気は下に集まりやすいので、効果的に空間全体を冷やすためには強力なエアコンが必要になります。

また、吹き抜けのスペースは冷暖房が不効になりやすいので、エネルギー効率の良いエアコンを選ぶことが望ましいです。

エネルギー消費量やエネルギー効率のランク(例えば、日本では「APF」値)を確認しましょう。

家電量販店で購入する場合、詳しい店員さんに相談すると失敗が少ないでしょう。

プロに相談する

最適なエアコンの選定は専門的な知識が必要な場合もあります。

信頼できる電気店やエアコン取付業者に相談し、実際の空間の大きさや形状、使用状況などを考慮した上で、最適な提案をもらうことをおすすめします。

どのエアコンが適しているかは、家の規模や性能に加えて、生活スタイルなども関係しているでしょう。

購入時に相談するときは、これらの状況を伝えることでより最適なエアコンを選ぶことができるでしょう。

エネルギー効率をチェック

大容量のエアコンは、一般的なエアコンよりも高価な場合が多いです。

しかし、長期的な運転コストを考慮すると、初期投資が高くても運転コストが低いモデルを選ぶことが経済的です。

省エネルギーの良いモデルを選ぶことで、電気代の節約にも繋がります。

これらのポイントを参考にして、ご自宅の吹き抜けの空間に最適なエアコンを選んでください。

一概に「何畳用が最適」とは言い切れないため、専門家と相談しながら選定することが安心です。

以上、吹き抜け天井に最適なエアコンの選び方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。