「吹き抜け」は、一般的には住宅や建物の中にある高さ方向に開放された空間のことを指します。
この空間は、明るくて開放的であるため、デザインや居住性の観点からは非常に魅力的な要素となります。
しかし、風水の観点からは家の構造や配置がエネルギー(気)の流れに影響を与えるとされています。
エネルギー(気)が流れやすい場所として、注意が必要なゾーンとも言われています。
吹き抜けには開放感や広がりを感じさせる一方で、風水の観点からいくつか気を付けるべきポイントがあります。
この記事では、吹き抜けに関する風水の観点からの対策をご紹介します。
気の流れを緩やかに
- 中心に配置を避ける
風水では家の中心部(特に一階の中心)は「天心」とも呼ばれ、良い気が溜まる場所とされています。
吹き抜けは気の流れを速める場所となり得るため、家の中央や入口近くに吹き抜けがある場合、気の流れが速すぎると、その気が逃げてしまい、家の中のエネルギーが安定しづらくなったり、家全体の運気が下がる場合があります。
- 玄関や寝室、トイレとの位置関係
吹き抜けが玄関や寝室、トイレと直結していると、良くない気が流れやすくなるとされます。
これを緩和するためには、吹き抜けの上部や下部に緑の植物やデコレーションを配置するとよいでしょう。
吹き抜けの床に鏡を置く
床に鏡を置くことで、気の流れを反射させることができると言われています。
これにより、吹き抜けの影響を緩和することができるかもしれません。
風鈴やカーテンを利用
吹き抜けの窓や入口に風鈴やカーテンを取り付けることで、気の流れをゆっくりとさせる効果が期待できます。
また、吹き抜けに風鈴やアートなど、美しいものを配置することで、良い気を呼び込むとされます。
カーテンは目隠しや冷暖房の効果を高める要素もありますので、実用性があるでしょう。
形や位置を工夫する
吹き抜けの位置や形状を工夫することで、気の流れを良好にすることも可能です。
例えば、吹き抜けの位置を家の中央からやや外れた場所に設定すると、中央部分での気の流れが速くなるのを避けることができるでしょう。
明るさを保つ
あまりにも暗くならないように、照明を適切に配置することも大切です。
風水の観点からは、明るさは「陽の気」を意味し、陽の気があることで悪いエネルギーを排除する助けとなります。
安定性とバランス
- 高すぎる吹き抜け
高すぎる吹き抜けは、気(エネルギー)が不安定になり、家庭の安定を崩す可能性があるとされています。
- バランス
吹き抜けの形状や大きさが、家全体とバランスを取っているかどうかも重要です。
風水ではバランスと調和が大切とされています。
良い気を保つ
- 自然光
光は良い気の源とされているため、自然光が入る設計にするとよいとされています。
- 植物
生き生きとした植物を置くことで、良い気を供給できると言われています。
ただし、枯れたり手入れが行き届かない植物は逆効果なので注意が必要です。
風水はあくまで一つの観点であり、科学的な証拠に基づいたものではないということを理解しておくことが重要です。
伝統的な知識と現代の実践の間で、多様な解釈や適用がありますので、上記の対策も一つの参考として考えてみてください。
それでも、風水に基づいて心地よい空間を作るためのヒントとして参考にすることは多くの人にとって有用かもしれません。
最終的には、ご自身の感覚や価値観を大切にして、心地よく暮らせる環境を作ることが最も重要です。
以上、吹き抜け|風水の観点で気を付けることについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。