「吹き抜け」は開放感や明るさを得られる一方、冷暖房時のエネルギーロスが問題となることが多いです。
この記事では、吹き抜けの冷暖房の効率を上げるための対策をご紹介します。
天井ファンの設置
- 夏
天井の高い位置で風を下に向けることで、暖かい空気を床近くに押し下げることができます。
最近は後付けできるものもあり、気軽に取り付けが出来そうです。
- 冬
ファンを逆回転させることで、床近くの冷たい空気を上に移動させ、上の暖かい空気と混ぜることができます。
冷たい空気は下にたまりやすいため空気を循環させることで解決しましょう。
熱交換型の換気システム
新しい外気と室内の空気を交換する際に、熱を移動させることができるシステムです。
これにより、冷暖房の効果を保ちながら、新鮮な空気を取り入れることができます。
ハウスメーカーで設置が可能か家を建てる際に相談してみましょう。
断熱材の追加・強化
吹き抜けの天井や壁に断熱材を追加することで、室内の温度を一定に保ちやすくなります。
吹き抜けでなくても断熱材は高性能なものに限りますが、吹き抜け空間ではより重要な要素になるでしょう。
遮光カーテンやブラインドの利用
夏場、直射日光が室内に入るのを遮ることで、室温の上昇を防ぎます。
高い位置にある窓にも遮光・断熱カーテンやブラインドを取り付けることで、夏の冷房や冬の暖房の効率を高めます。
吹き抜け部分の仕切り
仮の仕切りや移動式のパーティションを設けることで、空間を分け、冷暖房の効率を上げることができます。
仕切りを使うことで一時的に空間の温度を効率よく管理することができます。
またエアカーテンなども冷暖房の空気が他の部屋に逃げにくくなるでしょう。
定期的な保守・メンテナンス
吹き抜け空間でなくても重要ですが、冷暖房機器のフィルター掃除や、定期的な点検を行うことで、効率的な冷暖房を保つことができます。
これらの対策を組み合わせることで、吹き抜けの存在しながらも、快適な室内環境を維持し、エネルギーロスを抑制することが可能となります。
以上、吹き抜けの冷暖房対策についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。