家づくりで重要な材料選び

家づくりの素材イメージ

家づくりにおける材料は多岐にわたります。

この記事では、一般的な建築材料とその特性についてご紹介します。

構造材料

  • 木材

木造住宅によく使われます。
柔軟性があり、耐震性に優れるものもあります。
日本では歴史的な建築物も木造建築が多く、木造はポピュラーな建築工法といえます。

  • 鉄筋コンクリート

高層建築や大規模な建物でよく使われます。
木造と比較すると、遮音性、気密性、耐震性、耐火性に優れており、マンションなどの集合住宅に適した強みを持っているのが特徴です。

  • 鋼材

軽量で強度が高く、大きなスパンを作ることができます。
種類は、重量鉄骨(厚さ6mm以上の鋼材)と軽量鉄骨(厚さ6mm未満の鋼材)に分けられます。

外壁材料

サイディング

コスト・機能性・デザイン性など、他の外壁材と比較しても総合的に優れていて、色柄も豊富、施工も比較的容易な点から人気があります。

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 樹脂系サイディング
  • 木質系サイディング

漆喰

漆喰外壁は、パーツの継ぎ目がない平らで光沢のない仕上がりになります。

自然素材で、湿度調整などの効果があります。

屋根材料

瓦屋根は、瓦を屋根材として使用している屋根のことです。
和風建築に使われることが多く、耐久性があります。
瓦屋根は、瓦自体の耐久性が高いため、メンテナンスがほぼ不要な点が大きなメリットといえます。

  • 金属屋根

金属屋根は、主にガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板・トタン・銅板・ステンレス・チタンの6種類があります。
軽量で構造的な強度があります。
また、どの屋根も定期的な点検・メンテナンスさえ行えば長持ちする、非常に良い建材でしょう。

断熱材料

  • グラスウール

グラスウールは、安いコストで高い断熱性をもつことから、住宅用断熱材として幅広く使われています。
軽量で、断熱・遮音性に優れています。

発泡スチロール

発泡スチロールは全体の約98%が空気(気体)で構成されており、この空気(気体)によって熱伝導性を低くすることができ 断熱効果を高めています。

内装材料

  • クロス

クロスとは、壁や天井等に張る内装材のことで、壁紙として一般的です。
デザインが豊富で選びやすいです。

  • フローリング

木製の床材で、歩き心地が良く見た目も美しいです。
また、様々な質感や見た目のものがあるため、お気に入りのフローリングが見つかるでしょう。

窓ガラス

  • Low-Eガラス

「Low-Eガラス」とは、ガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な金属膜(酸化錫や銀)をコーティングしたガラスのことです。
熱の出入りを抑制し、断熱効果があります。

  • ペアガラス

遮音効果もある二重窓の一種です。
断熱効果や、結露対策に効果的です。

その他の材料

  • タイル

床や壁に使用されることが多く、耐久性とデザイン性があります。
近年では、玄関や洗面台などの水周りにも部分的に取り入れておしゃれな空間を演出する方が増えています。

  • 自然素材

珪藻土、竹などの自然素材は、健康や環境に配慮した家づくりで使用されることが増えています。
家にいながら自然を感じられるような空間が完成するでしょう。

これらの材料は、コスト、耐久性、デザイン、環境への配慮などの要因に応じて選ぶ必要があります。

自分のライフスタイルや価値観に合った材料を選ぶことで、快適な住まいを実現することができるでしょう。

プロの建築家や担当の営業さんとよく相談し、最適な材料を選ぶようにしましょう。

以上、家づくりで重要な材料選びについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。